前に UP した InfoPath 2010 新機能 のつづき Part 2 です。
■ 新しく追加されたコントロール
新しいコントロールがいくつか追加されています。
・ピクチャボタン
これ私はかなりうれしいです。自分で用意した画像をボタンにできたらなぁ。。と思ったことも質問いただいたことも何回もあったので。
マウスポインタ時に別の画像に切り替えることもできますよ。
・ハイパーリンク
2007 にあるハイパーリンクコントロールとは違います。2007 のハイパーリンクコントロールはフォームデザイン時にハイパーリンクを挿入するためのものでしたが、2010 のハイパーリンク コントロールはデータ入力時にハイパーリンクを挿入できるようになっています。
・日付と時刻の選択
名前の通りです。日付だけではなく、時刻も入力できます。
コントロールは日付の選択とテキストボックスの2つですが、データを格納するフィールドは1つです。
・ユーザー/グループの選択
SharePoint 連携の際にうれしいユーザー/グループの選択コントロールが標準で搭載です。
2007 では Active X コントロールを追加しないとつかえませんでしたよね。またもちろんコントロールを配置するだけで、データソース構造も自動的にできあがります。
・外部項目の選択
これも SharePoint 連携の際に利用するコントロールです。
Business Connectivity Services を利用しているリストの入力画面をカスタマイズする際に使えそうです。
■ ルール
InfoPath では、フォームに動きをつけるために、動作規則や入力規則、条件付き書式といった機能を活用しますが、これらの設定画面が少し変わっています。
2003/2007 では各コントロールのプロパティ画面でそれぞれを設定していましたが、2010 では [ルール] という単位にひとまとめになっています。
私の感想は、これまでの UI に慣れすぎている分、新しい設定方法に慣れるまでちょっと戸惑いましたが、わかりやすさ度でいうと、各フィールド単位で設定されている内容をまとめて一覧できるので、こっちのほうがいいと思います。
■ クイック発行
名前の通りの機能です。
発行した後、フォームに変更を加えて再度発行しなおす作業ってよくやりますよね。
2007 のときにも発行ウィザード上で、前回発行した際に設定した内容 (サイト URL、ライブラリ名、列情報など) が残っていてくれて、[次へ]、[次へ] とクリックするだけで再度発行はできましたが、2010 ではボタンクリック 1 回で再発行ができるようになっています。
実際使ってると、地味に便利ですw
ということで 2 回に分けましたが、以上 InfoPath 2010 新機能について主な内容をご紹介させていただきました。
次回は SharePoint 連携部分をご紹介したいと思います。
奥田理恵でした。
はじめまして。いつも拝見させていただいております。
先日はやっとMSのセミナ参加に参加することができました。
突然ですが、日付のDate型をInfopath2010で試してたところ9999年が入れれない?
表示できていない動きがありました。
奥田さまのところでは発生しておりますでしょうか?
こんにちは。いつもブログを見ていただきありがとうございます。
私も試してみたのですが、InfoPath の日付型の仕様?のようです。
8900/01/01 以降の日付は、データとして保存はされますが、日付型フィールドにバインドしたコントロールには表示がされないようです。
どうしてもそれ以降の日付を画面に表示させたいのであれば、テキスト型フィールドにバインドしたテキストボックスを用意し、既定値や動作規則で値を入れる等工夫がいりそうですね。