Windows 8 & Office 2013 -テーマのバリエーション-

石田です。

毎日 Windows 8 と Office 2013 にていろいろと試していますので、

旧バージョンとの比較を含めたエンド ユーザー目線での機能や使い方などを書きます。

 

■PowerPoint 2013 テーマのバリエーション

PowerPoint 2013 のリボンの [デザイン] タブに [バリエーション] という領域が増えています。

 

色の組み合わせが変わるだけかな、だとしたら、配色ってこと?と思ったらそうではありませんでした。

配色 (使用する色の組み合わせ) とスライドの背景 (色やデザイン) の組み合わせのようですね。

 

適用しているテーマの色合いや雰囲気を変えるための、その名の通り "バリエーション" でした。

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今までは、■配色を変える という作業と ■背景の色を変える という 2 つの作業をしていましたが、
この 2 つが 1 つにまとまっているイメージでしょうか。(もちろん配色も背景も個別にも変更できます)

 

選択しているテーマによってバリエーションの数は違いました。

たとえば、[インテグラル] というテーマの場合は、色だけではなく、タイトル スライドの模様の異なるバリエーションが用意されています。

 

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同じテーマなのに、バリエーションを変えただけでかなりイメージが変わりますね。

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PowerPoint 2010 でリボンの [デザイン] タブの [テーマ] の右側に並んでいた [配色]、[フォント]、[効果]、[背景のスタイル] の 4 つは、[バリエーション] の枠の右下の [その他] をクリックすると見つけられます。

 

たとえば、テーマは気に入ったし、デザイン (模様) も OK、色だけ少し変えたいな、というような場合は [配色] を変更してください。

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ちなみに、「今から新しくファイルを作ろう」というときに、バックステージの新規の一覧でテーマを選択するとバリエーションも表示されるので、このタイミングで選択することもできます。

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手軽に時間をかけずに、スライドのデザインをカスタマイズできる機能ということで使えそうです。
今回のプレゼンにはこの背景画像は合わないから図形に差し替えて、、、とか、
もう少し華やかにしたいから素材の画像に差し替えて、、、なんていうスライド マスターでの作業が減りそうです。

 

PowerPoint 2010 のときの私のお気に入りのテーマは、「メトロ」と「ビジネス」と「フォーマル」でした。
PowerPoint 2013 では今のところ「イオン」と「スライス」が気に入ってます♪

 

-Kanoko Ishida

Windows 8 & Office 2013 -PowerPoint 2013 スポイト -

石田です。

毎日 Windows 8 と Office 2013 にていろいろと試していますので、

旧バージョンとの比較を含めたエンド ユーザー目線での機能や使い方などを書きます。

 

■PowerPoint 2013 [スポイト]

図形の色を設定するときに、他の図形や図などから色を吸い取って使う、というイメージの機能です。

図形の塗りつぶしの色だけでなく、枠線の色、光彩、図の色、文字の色、SmartArt の文字の色や輪郭などで使えます。

 

ペイントの [色の選択] (下図の赤枠のボタン) とは動きが違うので最初は戸惑いました。

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塗りつぶしの色をスポイトで決定するには、塗りつぶしの色を変更したい図形を選択して、
[描画ツール] の [書式] タブの [図形のスタイル] の [図形の塗りつぶし] を クリックして [スポイト] をクリックします。

図形を右クリックして、ミニ ツールバーの [塗りつぶし] をクリックして [スポイト] をクリックしてもよいです。  
また、下図では図形を 1 つしか選択していませんが、複数の図形を事前に選択して、まとめて色を変更することもできます。

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スポイトの形に変わったマウス ポインターを図形などの上に移動すると、小さな四角形で色のプレビューが表示されます。
「この色にしたい」というところでクリック、または [Enter] キー or [Space] キーを押すと、選択している図形に塗りつぶしの色が適用されます。

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スポイトでは、図形の塗りつぶしの色だけではなく、図の中の色も選択できます。

下図のように、図の上にマウス ポインターを合わせて、プレビューで確認しながら色を選びます。

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スライド上の色ではなく、他のアプリケーションで開いている写真やカタログなど、
デスクトップ上で表示されているなにがしかの色を適用する場合は、[スポイト] をオンにしたあと、
マウスの左ボタンを押したまま、PowerPoint のウィンドウから外へマウスをドラッグします。

(下図では映っていませんが) スライド上と同じように、スポイト型のマウス ポインターと色のプレビューが表示されるので、適用したい色をクリックします。

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長くなるので、枠線の色や光彩で試したショットは載せませんでしたが、PowerPoint 2013 の色の一覧にはたいてい [スポイト] があります。

見ている色をそのまま使えるので、色を探したり適用しなおしたりという手間が省けます。

書式のコピー/貼り付けでは図の中の色は抜き出すことができないので、同じトーンの色を使いたい!というときに活躍してくれそうです。

 

-Kanoko Ishida

Windows 8 & Office 2013 -PowerPoint 2013 -図形の結合-

石田です。

毎日 Windows 8 と Office 2013 にていろいろと試していますので、

旧バージョンとの比較を含めたエンド ユーザー目線での機能や使い方などを書きます。

 

■PowerPoint 2013 [図形の結合]

図形の結合は、Visio 2010 でいう [合成処理] と同様に、2 つ以上の図形を結合して 1 つの図形にしたり、
重なっている部分だけを抽出して別の形の図形を作成したりできる機能です。

 

PowerPoint 2013 でも、5 種類の図形の結合ができるようになっています。

私のお気に入りは [切り出し] ですが、種類とイメージはこんな感じ↓。

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2 つ以上の図形を選択して、リボンに表示される [描画ツール] の [書式] タブの [図形の挿入] の [図形の結合] をクリックします。

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結合の種類にマウス ポインターを合わせると、結合した結果がプレビューされ、種類をクリックすると図形の結合が実行されます。

Visio の場合は、基準となる図形 (太めのピンクの枠線が表示される図形) の書式がその他の図形にも適用されますが、
PowerPoint 2013 の図形の結合の場合は、先に選択した図形、または、上に重なっている図形の書式が適用されるようです。

たとえば、下図では、ドラッグして囲むように 2 つの図形を選択しましたが、赤い矢印の図形が上に重なっているので四角形の書式が赤に変わります。

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こういう矢印、使いたい場面が多かったんです♪

素材画像もあるのですが、ちょっとした工夫で欲しい図形を自分で作ることができると、探す手間も省けますし、妥協せずに適切な図形を利用できます。

問題は、どれをどう組み合わせたら自分が欲しい図形になるのかを考えられるかどうかですけども。発想力が試されます(^^)

 

-Kanoko Ishida