こんにちは、奥田です。
最近 SharePoint の UI がらみの内容ばかりだったので、久しぶりに InfoPath の内容をご紹介したいと思います。
(とはいえ、SharePoint 2010 がらみですが)
SharePoint Server 2010 では、リストのフォームを InfoPath でカスタマイズできるようになっています。
(Enterprise 機能である InfoPath Forms Services が必要)
リストフォームを InfoPath でカスタマイズすることで、どのようなことができるのか、主な内容をあげてみると。
■ デザイン面
・ 画面のレイアウトは自由に行える (画像挿入も)
・ InfoPath 2010 の新機能ピクチャ ボタンを利用して、用意した画像をボタンに
・ ビューの活用
• アイテムの表示画面と、新規入力・編集画面で表示内容を変える
• 保存後の確認画面やエラー画面を表示してみたり
• ステータスによって画面を切り替えてみたり
・ リボン内メニューの非表示
各フォームは Web ダイアログで開き、上部にリボンが表示されますが、これを非表示に
■ 機能面
・ 入力チェック
正規表現の利用、他の入力内容との比較、条件による入力チェックなど
・ Web サービス、データベース参照
・ サイトをまたいだ SharePoint リスト、ライブラリ参照
• 標準機能の [参照] 列では同じサイト内のリスト、ライブラリのみ参照可能
・ 条件やそれまでの入力内容によって、内容を切り替える
などなど、InfoPath の機能を活用して、見た目をキレイにしたり、標準にはない動きを付けられます。
<リスト フォームのカスタマイズ手順>
1. リストを開き、[リスト] タブの [フォームのユーザー設定] をクリック。
2. InfoPath Designer 2010 でリスト入力フォームが開くので、InfoPath 機能を活用して編集
3. [クイック発行] すると、リストフォームは InfoPath でカスタマイズした内容に変わります。
また InfoPath でリスト フォームをカスタマイズした後、既定のフォームに戻したい際は次の手順です。
<カスタマイズしたリストフォームを既定に戻す>
1. リストの設定画面を開く
2. [フォームの設定] をクリック
3. [フォームのオプション] で [既定の SharePoint フォームを使用する] に変更
[サーバーから InfoPath フォームを削除する] をオフのままにしておくと、カスタマイズした InfoPath フォームは残ります。
以上、InfoPath によるフォームカスタマイズについてでした。
奥田理恵
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